´日常´の終わりと始まり

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実技はC組といっしょか いやだな~ ただでさえ苦手なのにアイツがいるからな ラグ「はぁ~」 「よし、授業を始めます」 ブルーになってたらいつの間にか世界史の先生が教室に来ていた 「じゃあ今日は前回の続きをしますね かつて私達人間は大陸中を探検し、様々な資源を発見して来ました」 流石に試験前だけあってみんな真面目に授業を受けている けど… カエム「グ~ガ~」 カエムー! 「南部の魔鉱石の鉱山を始め、多くの発見があった訳ですが 今だ私達人間が立ち入る事が出来ない場所があります …コノ それらは古くから魔の住家、神聖なる聖域と呼ばれる場所です…」 カエム「ガ~ゴ~」 カエムー!起きてー先生気付いてるよー 「例としては¨鏡の森¨があります ここは一年中霧がかかっており、入った人間は様々な幻を見せられて森から追い出されてしまいます 風の精霊の仕業らしく……コノ… 一説に寄れば風の精霊王がいるとも言われて…」 カエム「このくそたれ~それはおれの肉だ~! むにゃむにゃ」 ブチ あっ… バチバチ 先生の左手に握ったチョークに電撃が宿る クラスの八割は耳を塞ぎ、準備をする もちろん僕も… 「カエム=クーム!寝るなら廊下でねろ!!!」 ビュン カエム「んがギャー!!!」 カエムの叫ぶ声は校舎中に響いた 「ははははは、まただよカエムの奴」 「キャー!大丈夫カエム君?駄目なら私が保健室に連れて行って…そのまま……ムフフ」 「立て!立つんだカエル!」 カエム「誰がカエルだー!!!」 バニラ「………馬鹿……ばっかり……」  
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