´日常´の終わりと始まり

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カエム「まったくお前らいい加減にしろよ」 カエムが僕とキースの間に割り込む カエム「毎回毎回同じような事をべらべらと、家柄の底が知れるぞ あっそんな大層な家じゃあなかったか、すまんすまん アッハッハッハ」 家を馬鹿にされたとたんキースの目つきが変わった キース「貴様!そんな落ちこぼれの味方ばかりして、四大貴族として恥ずかしくないのかね? それに僕を侮辱するという事はグライアス家を侮辱したという事だぞ!わかってるのか、えっクーム家次期当主?」 ああ、やっぱり嫌な奴だ… 幼なじみの中で1番嫌いだよ カエム「そうやってすぐに家名を出すのが底が知れるってもんなんだよ!」 キース「何だって、この僕になんて暴言を…訂正しろ!」 カエムもキースもお互い熱くなって今にも一触即発の雰囲気が漂う いつの間にか二つのクラスの全員がこちらに注目していた ヤバイ ラグ「ちょっ、二人共おち」 クリス「何やってんのよアンタ達!」 怒鳴り声のした方を見るとクリスとエレンが人込みから前に出て来てカエムとキースを睨んでいた キース「なんだ、君まで邪魔をするのかいクリス!」 カエム「おっ委員長、ビシッと言ってやってくれよ このバカに」 リーダーシップがあるクリスは僕達のクラスの学級委員長をしている クリスは二人の前に来て腕を組み クリス「うっさいわね! アタシはカエルの味方じゃ無ければバカの味方でも無いわ あんたらが回りに迷惑をかけるのが許せないだけよ!わかった!」 かなりの大音量の怒声に流石の二人も黙り 回りのギャラリーも静かになる こわ  
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