´日常´の終わりと始まり

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でも、初級魔法を詠唱破棄出来ないなんて 練習不足じゃないかな… 基本的に魔法は言葉を紡ぐ¨詠唱¨が必要になっている、これは魔力を魔法に変える為の方程式みたいな物だ これを数多く繰り返し反復練習してその魔法の練度を上げれば詠唱無しでも魔法を使う事が出来る¨詠唱破棄¨が使えるようになれる 方程式を暗記するのと同じだね 魔法の難しさによって詠唱も長くなる なので実戦では詠唱の時間が命取りに成り兼ねない、この詠唱破棄は必須で一年生でもそろそろ得意な初級魔法なら出来ても良いと思うけど… まぁ初級魔法も使えない僕が言えたものじゃないんだけどね ミレイ「はい、終了~ C組の勝ち」 あっ いつの間にか模擬戦が終わっていた どうやらC組の生徒が勝ったようだ カエム「ったく、みっともない初級魔法しか使わなかったぜアイツ あ~あ、早く俺の番にならないかな」 隣でカエムが暇そうにしている ミレイ「次は…ん~そんじゃあ7番!」 クリス「よし!C組のアホの奴らなんてアタシがボコボコにしてやるわ!」 エレン「……ほどほどにね、クリス」 クリスがやる気満々でリングに上がる 相手のC組は少し痩せている見るからに普通の男子生徒 うわ、かわいそう…  
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