´日常´の終わりと始まり

33/42
前へ
/428ページ
次へ
そして煙と炎が立ち込めて中が見えないリングから一つの影がこちらに向かって来た カエム「ったく、情けねぇ」 それは対戦相手を肩に担いだカエム カエムは乱暴に相手を地面に放り出す 若干髪がチリチリになっているけど目立った外傷は無い カエム「まったく、ビビって障壁もシールドも張らないもんだから脅しで体の周りに魔法ぶっ放したけどよ 一発も当たって無ぇのに気絶しやがった…」 期待ハズレだったと嘆く ラグ「それはあれだけ派手なの見せられたら誰だってビビるよ…もっとスマートな技使ったら?」 カエム「いや、やっぱ俺の得意な戦闘スタイルは爆破だからあれだけ派手じゃあないといけないだろ? 芸術は爆発だ!うん」 ラグ「…色んな人に怒られるから止めて」 ミレイ「それじゃあどんどん行くわよ」 ミレイ先生が言い始める頃にはカエムのせいでめちゃくちゃだったリングがもう元通りに直っていた これはしょっちゅう壊れるリングの為に学園側が特別に作った自己再生機能を備えた特製リングなのだ! 他にも暗闇では光輝いたり、スピーカーの代わりに音楽を流せたりといろいろな機能が… 「「「オオオオオオオー!!」」」 ん? 騒がしいな… ラグ「何?何があったの?」 カエム「聞いて無かったのか!エレンとキースが戦うんだよ ここで!」 ラグ「えー!?」  
/428ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11960人が本棚に入れています
本棚に追加