´日常´の終わりと始まり

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キース「なっ何だそれは!?」 エレンの¨聖光の剣¨にうろたえたのか少し後ずさるキース エレン「別に驚く事では無いでしょう あなただって似たような技使っているんですから でも…」 光り輝く剣の切っ先をキースに向け構える エレン「脆弱な雷と七属性最強と謳われる光では、話になりませんけど ね!」 一瞬で離れていた間合いを詰めキースに切りかかる キース「くっ」 キースはとっさにスピアーで防御する ギギン 雷の槍と光の剣がぶつかり合い魔力が衝撃波を生み出す 互いに鍔ぜり合いの形になり力で押し合う キース「こっこの…」 エレン「ふふふ」 拮抗しているように見えていたが直ぐにキースが押されだした キース「くそ、何故」 エレン「それは純粋に力が足りないからです、はっ!」 キース「がっ」 次の瞬間にはエレンが剣を振り抜きキースを吹き飛ばしていた 吹き飛ばされたキースはスピアーを杖がわりにして立ち上がる キース「ハァハァ、おっ思った以上にやるねエレン君… この僕相手にここまで戦うなんて」 すでに肩で息をしているキースに対してエレンは今だ涼しい顔をしている エレン「あなた台詞間違えていませんか?」 たしかに今この状況を見れば明らかにキースは劣勢だ キースはけして弱くない、学生としては間違いなく上位にいるだろう しかしそのキースを手駒にとるエレン 我が妹ながら誇らしいような、悲しいような…  
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