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キース「この僕を!ナメないでもらえるかな!」
キースは再びスピアーを構え突撃する
エレン「本当に能無しなのですか?」
キン
エレンはレイピアでキースの一撃を受け流す
キース「まだだよ!」
だがキースは深追いをせず体制を立て直し、向かって来るエレンに牽制の一撃をしかける
エレン「くっ」
カウンターを狙っていたエレンは予想外の攻撃にやむおえず後ろに下がり避った
そしてまたキースが攻撃を始めるが、先程までのただ突くだけの攻撃ではなくエレンの攻撃の届かない距離から突きを繰り出す
完璧な[槍]の距離からの攻撃により[剣]のエレンは間合いを詰める事が出来ない
エレンは間合いを詰めようとキースに接近するが的確な突きの連撃に進めず、攻撃を受けるばかりで反撃する事が出来ないようだ
キン
キキキン
何度目かの激しい攻防でキースの鋭い突きを避けて距離を空けるようにエレンは後ろに下がった
エレン「どうやら先程の発言を少々撤回しなければならないようですね」
レイピアを構えながら初めとは違い、汗を滲ませるエレン
キース「ハァハァ、そうだろう、僕は強く美しいのだよ!君もやっとその事を理解したかね!ハハハハハ」
対するキースは汗だくで笑いながらうっとりしていた……不気味だ
エレン「やはりさっきのは無しに…」
カエム「聞いてて恥ずかしいよな~」
リングの外で僕と一緒に観戦しているカエムが呟く
僕も同感
クリス「本当よね、一体何様のつもりかしら」
ラグ「あれ?クリス?」
いつの間にかクリスが僕の隣に立っていた
カエム「何だクリス、一人ぼっちで寂しかったのか?それでラグのと…」
カエルがちょっとにやけながらクリスにちょっかいをだす
クリス「うっさいわよカエル!ぴょんぴょん騒ぐんじゃあないわよ!」
カエム「誰がカエルだー!」
僕を挟んでまたいつもの口喧嘩が始まった…
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