決断

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呼吸が荒い 手が汗ばむのがわかる ドクン 心臓の音がやけに大きく聞こえる… 何でこんなに体が疼くのだろう? カエムやエレン達の戦いを見たから… それもある だけどカエム達のあの他を圧倒する様子は以前から何回も見てきたはずなのに… 『斬空』 ああ そうか… ライムさんだ… 昨晩のあの人の姿が今の僕の頭から離れない 今までカエムやエレン、クリスにキースの同年代最強、他にも父様やオールさん等のかなりの強者を見てきたけど… あの人からは何か… ¨強さ¨そのものを感じた ドクン 僕だってできるならば… そう、できるならばあの人のように フッ ラグ「えっ」 急に風が目の前を横切り思考が止まる 僕はいつの間にかもうリングの前まで来ていたみたいだった そしてすぐ目の前には姿を現したシルフィー、ラン、リン、レンがいた ラグ「えっ、いたた」 いきなりラン達三人は僕の顔をつねったり引っ張ったりしだした ラグ「ちょっちょっと、しゃんにんほも、やめふぇ」  
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