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呪いを受けたこの身体は、手遅れな程、血にまみれていた。
人が人を殺すことを人は罪だと言う。ケダモノだと言う人もいる。
ただ、私にはどうしても理解できなかった。
誰が死のうが誰が殺されようが、関係がない。それが私の考え方になっていたから。
歪んでいるのは分かっていた。
冷めているのも分かっていた。
それでも私は殺して、殺して、殺して、……血を浴び続けた。
馬鹿みたいだよ、本当に。
血の臭いがこの呪われた身体に染み付いてしまった。私の身体が血で真っ赤に見えた。夜眠ると殺した人たちの断末魔が聞こえてきた、助けを乞う声も聞こえてきた。
――早く、
私が私であるうちに。
……そんな中、ヤツが現れた。
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