-破廉恥はお決まりの台詞-

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奇妙?と言うより変な色男← になる猫を飼ってから、 平和な日常は崩れるのです 「はぁ…」 「どうしたの旦那!?溜め息なんかいつもしない癖に!」 時は平日の正午 幸村は佐助と屋上でお弁当を食べるのが多い。 「佐助…某は不器用か?」 「…ごめん、質問の意味が分からないんだけど?」 「うぉおおおー!!この幸村、一生の不覚でござる!!」 「誰か助けてー!てか通訳呼んできてぇー!」 幸村がこうなった理由は1つ 話は今日の朝まで遡る -朝- 早朝 5:00 「ん…」 何やら良い香りがするので、目が覚めた。 (この匂い…台所か?) いつもは鍛錬の為にこのくらいに起きるが、今日はこの匂いで起きた。 重い瞼を開けながら寝室から出て見ると、 「美味そうでござる…」 綺麗に並んだ食事達と、台所に立って料理を作る政宗の姿。 (某より料理が上手い…) 此処で軽くヘコむ幸村。 「Good morning 幸村!」 「…おはようございます政宗殿」 「その堅苦しい挨拶なんとかならねぇのかよ?」 「無理でござる」 「HA!そーかよ!まぁ顔洗ってこいよ」 政宗に言われた通り、洗顔して居間に戻ると、庭で六本竹刀を持って佇む政宗の姿が。 「政宗殿、」 「幸村、」 幸村はあの箒(×2)を持って、裸足で庭に降りる。 「参る!!」 「Come on!!」 最近は政宗と槍(というか箒)を交えるのが日課。 因みに竹刀はどこから調達したのか、幸村は知らない。 .
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