-猫耳は装備すると無敵-

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数分後、幸村は喋る猫が政宗だと気付く(政宗は人型に戻った) 「すまぬ政宗殿、つい気が動転していて…」 「いや絶対、俺がcatになれること忘れてただろ」 じっと、若干怒った感じで幸村を見る政宗。 ちょっ視線が痛いでござるよ! 「…で、何でさっきあんなになってたんだよ?」 「っ!そっそれはー…」 (政宗殿の猫耳の所為…///) 暫く二人の間に沈黙が続くが、それを破ったのは政宗だった。 「俺に隠し事たぁ、いい度胸してんじゃねーか」 「!?」 そう言った後、幸村と政宗の距離が近くなる。 「政宗殿っ…近いでござる!」 「An?わざとに決まってるだろーが」 政宗が近くなるにつれ、幸村は後ろに下がる。 Σとんっ 「!!」 「もう逃げれねーぞ?」 幸村の背中には壁、前には政宗と云うある意味危険な状態。 しかも顔近くに政宗の両手が、逃がすまいと壁に手をついている。 「ま、政宗殿っ…」 「俺に言うか、キスしなきゃ逃がさねーぞ。You see?」 「某、えーごは分かりませぬ…」 「(…コイツは!)要はアンタが理由を言うか、言わずに俺に接吻するかの選択肢しかねぇんだよ!!」 「せせせっ接吻などと破廉恥極まりないっ//!!」 「一回しただろーが!!」 そこで思い出す(忘れてたのかよ…)あの朝の事を、 みるみる内に顔が…いや体中が真っ赤になる幸村 そして定番の台詞を叫ぶ。 「政宗殿の破廉恥!いや破廉恥の塊っ!」 「酷すぎねぇかそれ!軽く傷付くぜ!」 「いきなりの接吻、しかも男となど政宗殿は破廉恥の塊でござるよ!」 「塊言うなっ!俺は至って普通の思春期boyだ!」 「それこそ本当に破廉恥の塊でござる」 「Hey…真田幸村、アンタは俺が傷付かない男だと思ってんのか!?」 「元から興味無いでござる」 「……」 .
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