-恋心を君に-

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まぁ、一緒に暮らすことになって、数日後にはもう俺の正体がバレたり(というか俺がバラした)、色々あった。 そして俺は日が経つにつれ、コイツ…幸村に興味が湧いてきた。 んで、今は完璧に惚れちまった。ヤベーな俺、衆道に走ってしまったぜ!!Ya-Ha!! これが小十郎の耳に入ったら、 「Σ政宗様ぁあああぁ!?(泣」 みたいな感じで泣くんだろーな でも惚れてしまったんだ 自分のモノにしたいんだ 幸村を手に入れたいんだ 「ったく…今の俺はcoolじゃねぇな…」 くしゃりと前髪を掴み、耳をすませば煩いくらいに、心臓の音が聞こえる。 政宗の目に映るのは、すやすやと寝る幸村の寝顔。 政宗は寝ている幸村に軽く口付けて、呟く。 「俺はアンタの事…愛してるぜ」 相手には伝わらない言葉が、部屋に反響して消えた。 何も知らない君に 恋心をあげよう (今はこれで良い…) (いつかはアンタにこの気持ちを、絶対伝えてやる) .
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