-暴れん坊筆頭-

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(明らかにつっ込む所が違うよね!?) と思いつつ佐助は、雲一つ無い青空を見る 「ほんとこの暑さには参っちゃうよ…」 あはー…と乾いた笑みを零して、幸村の首根っこを掴み(何をする、佐助ェェェ!!by.幸村)校内へと戻って行った。 耳に入るのは訳も分からぬ 遠い異国の言の葉 (つまらぬ…) 5時限目は英語 英語=幸村が最も苦手な教科 だからつまらない、つまらなすぎる… (師範が何を言っておるのか、某にはさっぱりでござる…) 師範、もとい先生は黒板に英文を書いて和訳している。 幸村にとって英語は、be動詞?一般動詞?何だそれは美味いのか?と言うような感じだ。 「此処にあるこの単語は~…」 あぁ、単語が文が… 子守歌のように聞こえてき… 「じゃあこの文の訳を…真田、言ってみろ」 (今、師範は何と…!?) 一気に眠気が覚める 「真田ーお前、寝てるのかぁ!?」 「ね、寝てませぬ!!」 「寝てないなら、ちゃっちゃと訳を言え!!先生は早く授業終わらせて彼女とデート行きたいの!!」 何なんだ、その理由は…破廉恥極まりない!って違う違う!! 俺、当てられた!(ガーン (わっ分からぬっ…) 当てられた所の文を見るが、当然分かる筈が無い。 これで分かったらある意味凄いと自分でも思う。 (誰か…っ、教えて下され!) 心の中で助けを求めてみる。 「He was urged to make a definite decision.-"彼は決断を迫られた"だ。まさに今の状況と一緒だな幸村」 「Σまままっ政宗殿っ!?」 「お、正解!流石と言うべきだが…何で伊達が此処にいる?」 先生が笑顔に青筋を浮かべるという、高度な技を見せた。 .
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