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…家に帰るのがこんなに嫌なのは初めてです。
あれから幸村は
「そっ某、次の授業は体育故!失礼するでござる!」
急いで指導室から出ようとすると後ろから政宗が、
「じゃーなhoney」
と言った。てか言い切った!
「え、何お前ら夫婦だったの?」
びっくりした様子で幸村と政宗を交互に見る成瀬。
「なななっ…何を申しておる政宗殿ぉおおおお!!」
「An?事実を言ったまでだが」
「某と政宗殿は何時何処でどの様な経緯で夫婦になったのですかぁああ!?」
「…そんな、俺の口から言える訳ねーじゃねぇか…//」
何故顔を赤く染める!?
「もう其処まで進ん「成瀬師範んんん!?これは政宗殿の妄想でござりまする!」…その割にはヤケに必死じゃないのよ…」
ジトーっとした目線を幸村に送る成瀬。でも幸村はその目線が気にならないくらい必死で事実無根を訴える。
政宗は内心面白くないと思い、さらに嘘を吐く。
「honey…酷すぎるぜ!あんなにあの夜俺にしがみついて離さなかったじゃねーか!」
あの夜ってどの夜だよ!
「やっぱりデキてんじゃん」
ニヤリと笑う成瀬。そしてその隣で幸村は炎を身に纏っていた。
「政宗殿…自重なされよ!!」
これが初めて幸村が政宗にキレた瞬間だった
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