-絡みつく糸-

6/7
前へ
/44ページ
次へ
…はずだったのだが、 「旦那ー、夕餉のおかず残ったから持ってきた…!!」 「……」 佐助が玄関に居ました (鍵閉めて無かった) 「何してんのおおぉ!?」 「何しに来たんだよ猿!」 「破廉恥ぃいいい!」 上から佐助、政宗、幸村 佐助は目の前に広がる世界に唖然として叫び、政宗は佐助を気にせずに幸村の欲望を撫で続け、幸村は我に返ったのか絶叫しながら政宗を突き飛ばして走り去る← 「チッ…timing(タイミング)が悪いんだよ猿」 幸村に逃げられ、舌打ちをしながら元凶の佐助を睨む。 佐助は佐助で、不機嫌オーラを放つ政宗に重い溜め息を吐いた。 「はぁ…(そんな事言われてもさ、玄関で盛ってる竜の旦那が悪いと思うんだけど…)」 猿飛佐助、今日改めて自分の運の悪さを知りました。 「まぁいい。それより何の用だ?」 「余ったおかずを捨てるのは、勿体無いから、旦那にお裾分けしよーと来ただけ」 「それだけか」 「それだけだよ!!」 何この独眼竜! かなりうざいんですけど!← と、内心佐助は強く思った。 「俺様は何で竜の旦那が、此処に居るのかが知りたいぐらいなんですけど!」 「幸村のdarlingだk「嘘だよねー?嘘じゃなきゃ討つよ?」…」 素晴らしい笑顔でクナイを懐から取り出して政宗の首元に宛てる。 .
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

287人が本棚に入れています
本棚に追加