-絡みつく糸-

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佐助と政宗が話している頃、幸村はトイレに居た。 「っは…」 鍵も掛けてドアに背中を預けると、脚の力が抜けて重力に引かれてずるずると座り込む。(汚いとかもう関係無い) 「熱い…」 行為が途中だった所為か、体が熱を持って熱い。ついでに言うと顔も熱い。 体中が熱いと改めて、冷静になった頭で思い、ふと下に目線を下げると 元気な息子がいました 「うぅっ…」 それを見てより一段と顔が赤くなったのが自分でも分かる。 「…どうすれば……!」 普段の幸村は純情だけあって、右手にお世話になる事は無いに等しい。 それが今は生理現象でもなく、自分の右手の所為でもなく、1人の男に弄られて、元気になってしまった自分の分身。 そして悩む。 どうやったら治るんだと← 「不甲斐ない某をお許し下さいお館様ぁああああ!!」 悩んでも答えが出ない幸村は、この場に居ない師に、自分の不甲斐なさを叫んだのだった。 絡み合った糸は解けない (もう逃がすものか) (旦那どうしたの!?) (うぅ…俺は武士として、いや男として不甲斐ないのだ!) (よく意味が分からない…) (…多分処理に困ってるんだろーなァhoneyは…) next→ .
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