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蜜柑が駆け出した先、少し山を登った先の山頂には周りの木の葉の緑から少し離れて一本、桃色を彩った大きな桜の木が立派に生えていた。
それはまるで、不安や寂しさでいっぱいだった蜜柑の心を明るく照らし導いているかのようだった…――
蜜柑:
えへへ、やっぱりそうや☆
大きーなぁー、これがお願いを聞いてくれるさくらなんやろか?
みんなも連れて来たかったな…。
(トコトコとそのまま桜の木へと近付いていきながら)
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