偶然

13/20
前へ
/25ページ
次へ
やたら声を張り上げたので思わず止まり振り向く。 男はずかずか歩いて来る。 胸元の僕のネックレスを掴んだ。 「!ぐっ…!何だよ!」 「これは…何故お前が持っている?」 「親父のだ!触るな。」 バッと後ろに飛び退く。 「…名前は?」 「日村隼。」 言ってから気付いた。名乗ってどうする? 「…そうか」
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加