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今目の前に樫田がいる。
「なんだよお前。」
当然気分ウェルカムじゃないから言い方冷たいけどそうなるよね。
「今日街を出る。その前に見せたい物がある。是非見て欲しい。」
(ゼッテーめんどいヤツだ。)
隼は既に大概予想出来る。すごくアレな物を見せられる。だから言う事は決まった。
「イヤっす。」
「そうか…お前の親父に関する事も知らなくていいのか?」
「どうでもいいよ。てか親父知ってるなら言っといて貰える?」
「………」
樫田は無言で聞いてる。
「………」
「どうした?」
樫田は怪訝な顔で聞く。
「いや…特に言う事すらなかった。やっぱいいよ。」
樫田は半笑いで聞く。
「いいのか…もう機会はないぞ?」
「うん。ないわ。」
隼は無感情で答える。
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