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廃墟は人の気配はない。薄暗くとても音が響きやすい。なるべく足音を出さぬよう階段を上がっていく。
…カチャ
!
音のした扉に近寄っていくと二人が話しているのが分かった。
「組織の被験体が…消えろ。」
ダァン!!
男が銃を抜き、もう一人に向かって撃ったのが分かった。
「なっ…」
思わず声をあげてしまった。
「出て来い。…見物料取るぞ…。」
今出ていかないと殺されるだろう。
僕は大人しく男の前に出た。
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