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教室には涼介は居なく、涼介の机には蛙など虫の死骸が置いてあった。
「……。」
僕は何も言えなかった。
ただ見つめるしか出来なくて、呆然と立ち尽くしていた。
そこへ涼介が教室へ入ってきた。
涼介は足取り軽く、自分の机へと向かうと、
カバンを落とし、呆然と立ち尽くした。
僕は涼介の肩に手をかけようとしたとたん。
「誰だよ!?」
僕の手を払い、僕の胸ぐらを掴み怒鳴りつけた。
周りは呆然とし、1人の男子が笑いながら答えた。
「あれ~?涼ちゃんの机ちゃばいんじゃないの??」
そいつは教卓の前に立ちみんなの前で、
「涼ちゃんの為に、犯人探しやろうじゃないの??」
と軽い口調で発言した。
涼介は僕の胸ぐらから手を離し、教卓の前の男に殴りかかった。
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