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雪は積もり夜になると、冷え込んでしまうそんな季節。
僕は、自分の部屋の窓から見える、真っ暗な夜空を眺めていた。
窓の外は、静かに舞い降りていく雪が綺麗に映った。
今の時間は8時。
僕の名前は、志賀昇
現役中学生。
何気無く見た夜空が僕を慰めるのは、久しぶりだった。
「空なんか最近見てなかったなぁ~。」
僕が空なんか眺めてるのは久しぶりのことだった。
大人になってくにつれて段々、景色や空は見なくなり人の顔色ばかり気にするようになる。
そんなことみんなわかっているけど、これが世の中ってやつなんだよな。
そんなことを思っていると部屋の向こうで声が聞こえた。
「昇!!リビングに来なさい。」
お父さんの声だ。
どうせまた勉強とかろくでもない話なんだろうな。
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