登校

2/3
前へ
/14ページ
次へ
家の外に出ると清々しい気分になれる。 家には帰りたくない気分だ。 僕はただまっすぐ学校へと歩いていく。 「おはよう!!!」 後ろから怒鳴りかけて来たのは、涼介だった。 涼介は幼い頃からの付き合いで、いつも一緒に遊んでた。 いつしか僕達はなんでも言い合える仲、親友的な存在になっていた。 「顔の傷どうしたんだよ?」 涼介は僕の顔を覗きこみそう答えた。 涼介にウソはつきたくなかった僕は、親に殴られたことを素直に話した。 「…最悪だな。」 そう言って僕の肩に手を置いた。 「なんかあったら俺んちに来いよ!!」 そう言いながら笑顔でウインクをして、俺のもとから離れて行った。 しばらく歩くと学校に着き 教室へと歩いていった。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加