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「まぁ、お2人さんに何があったかはいいとして、車2台で全員で行くってのはどうだ?」 そんな事は考えもしなかった。 「誰か留守番が居た方がいいんじゃないか?一人だと不安だから、最低でも二人。洋介と真治は、今回は留守番でいいぞ?」 「でもよ、龍人。今この町には、俺達しかいないだろ?いや、まだ会ってないだけで、生存者はいるかも知れないが。」 「それがどうかしたか?」 「町にゾンビしかいないなら、留守番する意味なんて、無いよな?泥棒が入る訳じゃないし。だったら、人数は多い方がいいんじゃないか?」 確かに、洋介の意見は正論だ。 「じゃあ、洋介も来るのか?」 「当たり前だ」 「真治はどうする?無理に来なくてもいいぞ?」 「またあそこに行くのは正直気が引けるけど・・・1人でいるよりはましだな・・・」 「じゃあ、決まりだ。全員でコンビニに向かうぞ」 俺の言葉に、全員頷いた。
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