5898人が本棚に入れています
本棚に追加
「まぁ、お2人さんに何があったかはいいとして、車2台で全員で行くってのはどうだ?」
そんな事は考えもしなかった。
「誰か留守番が居た方がいいんじゃないか?一人だと不安だから、最低でも二人。洋介と真治は、今回は留守番でいいぞ?」
「でもよ、龍人。今この町には、俺達しかいないだろ?いや、まだ会ってないだけで、生存者はいるかも知れないが。」
「それがどうかしたか?」
「町にゾンビしかいないなら、留守番する意味なんて、無いよな?泥棒が入る訳じゃないし。だったら、人数は多い方がいいんじゃないか?」
確かに、洋介の意見は正論だ。
「じゃあ、洋介も来るのか?」
「当たり前だ」
「真治はどうする?無理に来なくてもいいぞ?」
「またあそこに行くのは正直気が引けるけど・・・1人でいるよりはましだな・・・」
「じゃあ、決まりだ。全員でコンビニに向かうぞ」
俺の言葉に、全員頷いた。
最初のコメントを投稿しよう!