篭城

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沙織には、指一本触れさせない。 沙織を連れて行くのを許可したのは俺だ。 だから俺が責任を持って、沙織を守らなければいけない。 その為にも今日はもう、寝たほうがいいだろう。 俺はドアを開け、部屋に戻った。 みんなぐっすり眠っている。 そういえば、雄太と雄二は、まだゾンビに出くわしていない。 -この二人は、明日も留守番だな- そんな事を考えながら、俺は横になった。 さっきまで頭が冴えていたのに、睡魔は意外と早く訪れた。 俺は目を閉じ、眠りに落ちた。
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