～今まで

小学生１・２年

小学生になったたか子は元気に学校に通い始めました。１年生の時には国語のお話をまる暗記したりもしました。小学校２年生の時隣の小学校に転校しました。そこでも元気に学校に通っていました。しかし……この頃からたか子に…いや家族に異変が起き始めていました。今まではそんなに怖くなかったし凶暴じゃなかったお母さんが突然変わりだしたのです。なにかにつけて怒りだし暴力をふるう。そんなお母さんになっていきました。ある日たか子が友達と遊んで帰っていたら門限を１分遅れてしまいました。そして玄関のドアをあけるとそこには角材のような棒を持ったお母さんが立っていました。お母さんはたか子がドアを閉めた後その棒でたか子を叩きはじめました。痛くて痛くてたか子は必死に謝りましたがなかなか叩くのは終わりませんでした。叩くのが終わった後のたか子の身体には無数の青あざができていました。痛くて痛くて椅子に座る事もできない位です。
この後からお母さんはなにかあるたびにその棒でたか子を叩きどんどん怯えていきました。