プロローグ

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時は20XX年 俊介「今日もバイト疲れたな~。さてと、さっさと帰って寝るか。」 バイトが終わって、暗い路地を一人で帰る、八木 俊介 15歳。中学を出て高校へは行かず、フリーターをしている。 親は3年前に交通事故で他界。兄弟はいない。今は一人暮らしだ。 俊介「明日はバイト休みだから、ずっと寝とっこっかな。」 虚しく響く独り言。 そのとき。 ヤンキーA「そこの兄ちゃん。今、金持ってる?俺ら今、金に困ってるんだよね。」 俗に言うカツアゲをされている。 俊介(面倒くさい・・・) ヤンキーB「持ってるんだろ?痛い目に遭いたくなかったら早くお金くれないかな~?」 俊介「無理だな。俺も今、生活がギリギリなんでね。」 ヤンキーC「お願いも聞いてくれないのか?じゃあ命令にしてやるよ!金を寄こせ!それでも渡さねぇなら・・・」 俊介「あぁ。絶対に渡せないな。」 ヤンキーA・B・C「じゃあ、体で分からせてやるよ!」 そう言って、三人が鉄パイプをもって俊介に襲いかかる。 俊介は距離をとる。 ヤンキーA・B・C「お前のような中坊で俺らに勝てると思ってんのか?」 俊介「やってみなきゃ、分かんないだろ?」
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