第一章 危険な新作

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秋子・スタッフォードは雨宮の最も信頼出来る人間だった。雨宮に三歳年上で、知的な印象を与える容姿は雨宮も気に入っている要因の一つだった。 彼女に隠し事はしたくないが、これだけは仕方無かった。 それにしても、大神をどうするか…それが雨宮の悩みの種だった。 ここにずっと隠しておく訳にもいかない、何かうまく誤魔化せる方法は無いか、それだけを考え過ぎて今日の演目を忘れてしまいそうになった。 その時、あるアイデアが頭をよぎった。
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