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救急車に電話するのはこの2年間くらいで何回しただろう…
正直、親の喧嘩で血を流す程度の怪我は日常茶飯事
見るのも慣れていた
ただ…自分の中に親に対する憎しみ、恨みがだんだん蓄積されていき、もう少しで爆発しそうな感覚がかった
一番の理由は
食事
1日の食事は朝は食パンが、ある日が週に半分あるかないか…
昼は給食があったから助かってた…1日のちゃんとした食事が取れるのが学校だったから
夜は…親達のお酒の『あて』が1品あるくらい…
基本、酒のみは、あてをあまり食べない
父親は九州男子
ビール瓶と一升瓶はたくさんあったけど
ハンバーグやカレーなんかは年に数回しか食べれなかった
事情を知ってた寛ちゃん達は、平日でもほんとによく食事に呼んでくれてた…
それと…
正直姉にも少し、いらだちを持ってた
『姉』が、居てくれればもう少しは自分も助かっただろうな…と
よく考えれば、この状況だから家を出たんだと納得も出来た
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