学生最後の年

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良子もまだ一般病棟ではなくICUにいた        誠  『良子~大丈夫か?』      良子  『誠君…』        良子は泣いていて言葉に詰まっていた        良子もベッドから動ける状態では無かった        良子  『幸男に会った?』      誠  『まだやで…先に良子の所に来たんや~』        良子  『篠原君……』        何て言葉を掛けて良いのか分からなかった        誠  『良子~足どうなん?』      良子  『分からん…感覚もないし…』        この時点では良子の足は初めての手術は終わっていたが後数回、手術をして歩けるようになるかどうかと言う感じだと親御さんから聞いていた          誠  『頑張って直しや!今から幸男の顔見てくるわな~』      良子  『誠君……篠原君の事…』      誠  『マサちゃんから聞いてるよ~また来るわな!』       と、病室を出た   
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