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幸男は目を閉じた…
こんな中の時間は早い
直ぐに担当の看護士が面会の終わりを告げに来た
マサちゃん
『幸男…頑張れよ!また来るからな!』
誠
『頑張ってな!幸男…また来るわな~』
幸男は目を開けて涙をこぼしていた
初めての面会はこうして終わった
帰り道、マサちゃんの車の中で
マサちゃん
『幸男…無理かもしれんな…』
マサちゃんは涙を拭きながら言った
自分は何も言えなかった
マサちゃん
『誠…お前、絶対走ったらあかんぞ!分かってるな!』
誠
『マサちゃん…分かってるょ』
マサちゃんも黙って聞いてた
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