学生最後の年

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小松さ~ん        と、呼ばれて和美ちゃんは中に入って行った        ここは…地元から少し離れた小さな病院で患者さんは自分達だけだった…      暫くして和美ちゃんが出てきてトイレに…      トイレから出てきて待合室で自分と次、呼ばれるのを待っていた        大した会話も無く静かに待っていると…      小松さ~ん        と、また呼ばれて中に入って行った…        次に出てくるまで実際には10分も掛かってなかっただろうけど…物凄く長く感じた        和美ちゃんが出てきた…    笑うでも無く沈むでもなく複雑な顔をして        診断を聞かなくても分かった      病院を出て、とりあえず自分のアパートに戻った      和美ちゃん  『誠…どうしよう?誠の考え聞きたい…』        誠  『今すぐここでは何て言っていいのか分からへんけど…じっくり考えさせて』        和美ちゃん  『分かってる…私もちゃんと考えるから』   
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