学生最後の年

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この時間の市内行きの電車は思った以上に混雑していたのを覚えてる      乗り換えをして姉の家に着いたのは8時過ぎだった      マンション1Fで部屋番号を押すと、姉が寝起きの声で『どうぞ~』と言って入り口が開いた      エレベーターで部屋の前まで上がりピンポンを押すと      姉  『おはょ~入り!』      と出迎えてくれた      和美ちゃん  『おはょ~ございます』    と中に入った      中に入ると…      『誠!おはょ~』    と、久子姉ちゃんと薫ちゃんが居た…ビックリしたのが本音で理解するのに少し時間が掛かった      誠  『久子姉ちゃん?薫ちゃんも何で居るの?』      久子姉ちゃん  『心配やったからな…姉にだけ連絡して来たんや~』      自分だけじゃなく和美ちゃんも複雑な感覚だったと思う…      姉  『和美ちゃん…今回はこのアホがごめんね…姉ちゃんは女やから和美ちゃんの気持ちよく分かるよ…』      和美ちゃん  『誠だけが悪いんじゃないですから…私は大丈夫ですから…』      と和美ちゃんは答えた   
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