学生最後の年

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山本さん  『西田!お前にはセンスが分からへんねなぁ(笑)』    そんな話を数分していた    後で山本さんから聞いた話…    ワザと警察と分かる服装で来てるらしい…暗黙の圧力を掛けてるらしい(笑)      山本さんと別れて自分と義男は自分達の席に着いた    先生との約束通り遅刻は免れた      卒業式が始まり無事に終了した卒業生退場の放送が流れ一端、全員教室に戻るよう指示された    自分は義男と合流し教室に入る前に踊場に向かった      教室前の廊下には保護者達が沢山居た      踊場には自分と義男の二人だった、いつも踊場で煙草を吸って灰皿代わりにジュースの空き缶を使っていた    踊場は自分達の教室より1階上の屋上出口だった    教室の有る階と自分達の居る踊場の中間位で声が聞こえた      『お前ら、分散して廊下で待機しとけ!』    『はいっ !』      確実に山本さんの声だった    足音が近づいて来て山本さんと自分達と目が合った    山本さん  『やっぱりお前らここに居ったんか?(笑)』    煙草を吸ってる真っ最中に(笑)    
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