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誠
『そうなん?何か有ったん?』
良子
『今までは動けなかったけど、幸男が動けるようになってから事故の事や、これからの事考えて落ち込んでな……刑事さんも多分、何年かは帰ってこれないって言ってたしな』
確かに…
動けない時はあまり考える事は無かった今後の事が重かったんやと…
だけど自分がした事で仕方ない事やと良子にも言った…
誠
『良子!何か有ったらまた教えてゃ!俺もちょこちょこ来るわな(笑)』
良子
『分かった…誠ありがとうな』
と、別れようとして良子に一つ聞くのを忘れた事を思い出した
誠
『良子~お前の処分はどうなったん?調べ終わったんやろ?』
良子
『うん…私は処分無しみたい』
誠
『そっか~良かったな(笑)』
よく考えると良子もある意味、被害者…
退院はしたものの、ちゃんと歩けるまでには後数回の手術が必要だった
病院の玄関先で良子と別れて自分はアパートに戻った
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