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そして…
夜になり実家に向かった
自分の家なのに玄関でブザーを押して、おかんが出てくるのを待ってた
玄関の扉の中から…
母親
『だれ~?』
誠
『誠や…』
母親
『なんや~誠か…入り』
なんや?って…
来たらアカンみたいに聞こえたのをはっきり覚えてる
中に入ると父親は母親といつものように呑んでて座ったまま自分を見上げて…
父親
『なんや?誠~お前出て行ったんちゃうんか?』
アカン…既に変身しかかってる…
誠
『あのな~これから姉ちゃん所で暮らす事になってん…言うとこ思って来たんや~』
母親
『お姉ちゃんから電話有って聞いたゎ…久子からも電話有った』
父親
『………』
無言で呑みながらテレビを見てた
誠
『聞いてたんや~』
母親
『それだけか?』
誠
『うっん…それ言いに来た……』
母親
『そっか……』
お話……終了
誠
『ほな…行くゎ』
母親
『は~~い』
実家を出た…
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