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「ばいばーい」
放課後、友達に手を振り別れを交わし、昇降口までの廊下を歩いている途中…
「あ…っ」
視界に入った、一人の生徒。
それは紛れもなく加藤先輩。
部活の途中なのか、首に掛けているタオルで汗を拭っている。
…あぁもういっそ
タオルになりたい。←
途中でハッと気がつき、その場を名残惜しみながら歩き出した。
それでも、まだ心臓はドキドキで、距離があっても聞こえてしまうんじゃないかっていうくらい。
なんであんなにかっこいいんだろう…。
もちろん、かっこいいだけが好きな理由なんじゃない。
部活の一生懸命さ、後輩への優しさなど、色々見てきて、さらに好きになった。
昨日より今日、今日より明日。
この気持ちは、どこまで大きくなるの…?
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