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S.INOO
「伊野尾ーっ」
親友の心地よい声が聞こえる。
「何?」
「例の奴、連れてきた^^」
"例の奴"とは
親友の彼女。
って言っても男だけど。
俺も初対面な訳で
そりゃ緊張しますよ。
「さっそく紹介するな!こいつが俺の彼女の、八乙女光」
「よろしく…です//」
まるで女みたいな顔の
その子…八乙女くんに
ちょっと胸が高鳴った。
なんて言ったら、親友…あっ…親友の名前は薮宏太。
薮に殺されかねないから、秘密。
まぁそんな事があり、放課後に時は進み…
「薮っ一緒に帰r「ごめん!」
一緒に帰ろうと薮を誘ったが、早急に断られた。
ふと教室の入り口を見ると、八乙女くんがいた。
あー…なるほどね。
「どーぞごゆっくりー」
空気を読んで、教室から退散した。
俺って良い奴ーっ(笑)
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