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「はぁーあ、寂しーな俺」
薮が恋人と帰っていった為、俺は1人でいつもの道を歩く。
俺の家は、必ず公園を通らないと帰れない場所にある。
何度も通っている公園も、そろそろ春を感じさせる花がちらちら咲いている。
まぁ、花粉症の俺にとっては最悪な情景だけど…
そんな事をしみじみ考えていると、後ろから誰かに話しかけられた。
「あのー…」
すごく遠慮した声で、
振り返って見てみる。
慧「あ…きみ…確か」
俺に声をかけたのは
「宏太の恋人です!」
そう。光くん
何度みても女の子みたいだなーっ
「どうしたの?宏太は?」
確か一緒に帰ったはず…
光「宏太の家は、この公園通らないから^^俺は公園通らないと帰れない;;」
慧「そうなんだっ!俺もだよ!」
光「奇遇ですね^^面倒ですよね;;俺なんか花粉症だから春は大変」
慧「まぢ?俺も花粉症」
なんか気合うなぁー
やべっ薮に殺される。
光「共通点ありすぎて面白いですね。ニコッ」
うはぁーっ
笑顔が眩しい←
そんな事を話ながら、一緒に帰った俺ら。
公園を通らないと帰れない家も、ちょっとはいいかな~なんて。
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