《そこにある危機》

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高速エレベータのドアの前で竜一は美智子の到着を待っていた。  高速エレベータのドアが開く。  「あ!美智子さんだ!」 「竜一君、お待たせ。」 美智子がアウゼウス艦内へと入る。  「美智子さん!アウゼウスて大きなホテル見たいなんだ!」 「そうね、キリコわ!」 「カナエと食堂でテレビ見てるよ!ねェー、美智子さん。」 「なァーに。」 「どうしてアウゼウス艦内は宇宙なのに体が浮かないの?」 「磁気でコントロールしているのよ、行きましょう。」 『磁気でコントロールか・・・凄いや、美智子さん。』 アウゼウスには重力が存在していた。  磁気で作られた重力が。  美智子と竜一が食堂へと入る。  「あ!美智子さん!お疲れ様。今、アメリカで大変な事になってるわよ!」 ニュースキャスター「ワシントンDCからミシェル ロバーツがおうくりします!アメリカ大統領ジョージ ファンゲルは今日、12時、マンハッタンへ1200発のミサイル攻撃を軍に命じ軍はそれを実行しました!」 「地獄ね・・・」 キリコがささやく。
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