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でも… ここで声を掛けなかったらもう一生逢えないかもしれない…。 服を選ぶのなんかそっちのけで店内をうろうろうろうろしていた。 …名前も知らない君を探して……。 4、5回擦れ違った。 その度にどうにか声を掛けようとしたが、運悪く誰かしら家族の姿が視線に入る。 …君を目に焼き付けたくって無意識に何度も何度も見ていたかもしれない…。 .
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