興味

4/5
前へ
/55ページ
次へ
「…っんで…」 「…?」 手が…体が怒りで震えてくる。 「何であんたなんかにそんな事言われなきゃなんないのよ!!! あんたみたいにいつもクラスの中心にいられるやつなんかにっ…! 私だって…言われなくてもそんなこと分かってる…」 私は涙目になりながら下に俯いた。 「…お前は全然分かってねぇよ。………だって」 そして沢木はそんな私にそう言うと、自分の顔を私の顔に近づけた。 「…////」 恥ずかしさのあまり顔を赤くしてしまう私。 「…やっぱりな。こんな事だけで赤くなるなんて…お前男に免疫ねぇだろ。」 沢木はフッと笑うと私から離れた。 「なっ…!///あ、あんたには関係ないでしょっ!!」 「それが大有り。 だって俺お前の体に興味あるもん。」 この…変態!!!!! …いや待てよ。 まずは落ち着こう。 うん… 「ふぅ……私はあんたなんかに興味ない。」 軽く溜息をつくと、私は沢木に冷たく言い放つ。 それでも沢木は一向に引こうとはしなかった。
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

278人が本棚に入れています
本棚に追加