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あれから数週間がたった。
あれ以来沢木は私に何もしてこない。
まぁ変わった事といえば…パシリがイジメになったことくらいかな…。
あの日、私が沢木にキスされている所を咲が見てしまったらしい。
咲はクラス中にその事をバラした。
そして、今トイレに入った瞬間…水を掛けられてしまった。
「きゃはははっ!!
やっぱり時田さんはトイレの水がお似合いだねっ!!!」
お腹を押さえて笑う咲とその仲間たち…。
「やめてっ…!」
「ドガッ…!ウッ…!!」
下腹部に痛みが走る。
「うっせぇなぁ…咲、もうコイツやっちゃわない?」
咲の仲間の一人が私のお腹に蹴りをいれながら、咲を見る。
すると咲は不気味な笑みを浮かべた。
「ふふっ…そぉだね。でも顔以外ね。沢木にバレたら嫌われちゃう!」
そう言いながら咲たちは私に近付いてくる。
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