本章

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私は苦しんでいた 昨晩 南の少年と文通していたことがばれて 母親や近所の人々から大目玉を喰らった所だった しばらく自宅謹慎を学校から命じられた パタパタ 伝書鳩が希望を載せて来た 『なぁ、アイ。僕たちのやっていることは間違いなのかな?もう手紙は書かない方がいいと思う。サヨナラ、アイ。今までありがとう』 私はポロポロと涙を流した 私と同じ気持に寄り添ってくれたこの人と別れが悲しかった… 神様 貴方がいるなら 国境をなくして下さい それが私の望みです 泣きながらそう祈った夜だった…
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