本章

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私の名前は石倉アイ 北人魚共和国の第2共和学校に通う中学2年生だ 母親は病弱で身体が弱かった 共和国制度と言う恩恵にあずかり 私たち親子は食う寝るには困ってはいない だけどこの国の国教である大地の信仰には私は疑いを持っている 自然に宿るマナ 確かに人間が生きてゆくには自然と調和する必要がある だけど 正直に言って 私はこの国のあり方が気にいらない 大地の信仰 自然を尊重して 人間の精神的な進歩を促す けっこうなことだ だけど何かが欠けている ふといつもそんな気がしていた…
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