本章

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その日 僕は北に住む 親戚宛てに手紙を 書いた 南区では携帯電話が普及している為に連絡はすぐにとれるが 北にはそんな便利な道具はまだ普及してはいない なのでこうしてへたくそな文字を綴っている 出だしはこうだ 『叔母さん、元気ですか?父親は相変わらず仕事が忙しいようです。僕は相変わらずこの閉鎖的な空間で失意の日々をおくっています。叔母さんが前に言っていた自然の食べ物が食べてみたいです。今度、家族の写真を贈ります。では…』
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