女の子と僕

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ボクたちは どれぐらい泣いていたんだろう 真っ暗な夜と明るい朝が何回も繰り返し訪れたけど 僕らがずっと泣いていたんだ。 流した涙の分だけでも  この世界から深い哀しみを抱えている人達の重荷が 軽くなっていたらいいなって思ったんだ。 でね。今度、出会った時は、 きっと、きっと みんなの分まで一緒に笑おうねって 女の子と約束したんだ。 くちゃくちゃの顔しながら、 『絶対だよ』って 泣きながら…。
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