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「やっぱ今回の先生も駄目だったみたいだな(笑
火野?」
「ま、無理だろ。二年だから真ん中で当たりつけてもまさか、1キロ離れて薄汚れ気味のここが二年塔なんて思う奴いねーよ」
「ふふっだな~それにしてもこんなルールつくれる学園祭は面白いな
まぁ考えつく火野も火野だけどな」
クスクスと軽やかに笑う生徒は、火野と会話をしながら
時計をもう一度みた。
後3秒も経てばチャイムがなる。真っ直ぐここに迎えばまあ間に合う距離だろうが、なにも知らない教師は絶対に迷う学園だ、
ヘタをしたら、2時は軽く迷う
もし途中で来たとしたらクラス中の奴が馬鹿にするだろう
些細なイタズラだが思い上がりの新任教師にはこれが良く効く
前の教師は顔を真っ赤にして言い訳を並べ立てていた
見苦しいから笑顔で
言ってやった。
『先生、言い訳する前に言うことがあるでしょう?
………分からないんですか
僕達を待たせて、すいませんは?』
あの時の顔は見ものだった
今回はどうだろうか?
ふっふっ
かんがえただけで笑みがこぼれた。
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