二人目…大山 緑

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ガヤガヤと生徒が騒いでいる。 学内一の美人が全力で走っているのだから当たり前だろう。 廊下を抜け、階段を駆け上がり、大山緑は走り続ける。 俺は諦めずに追い続け…ついに最上階の踊り場に彼女を追い詰めた。 「嫌…来ないで。大声だすわよ。」 うずくまり、体を手で隠すようにしながら怯える彼女… 害意が無いのを伝えて怯える彼女から姿が見えないように階段の影に隠れて下から事情を説明する。
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