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狂女の様に誘う私を
今日もあなたはその腕の中
気が重そうに包み込んでる
きっと最後が近づいている
終わらせようか震えるこの手
どこにでもあるこの花たちは
あなたの天使それとも悪魔
狂気の夜に教えてあげる
血の流れてるこの体中
苦しみで満ち消えてゆくのよ
永久の眠りに今から導くわ
器に盛った最後の愛で
違う誰かを愛しているのね
悔しいけれどわかってるのよ
どうしてあなた悲しいだけの
嘘を言うのよはっきりしてよ
こうなったのは私のせいね
けれどあなたも知っていたでしょう
私の愛も憎しみでさえ
虚無の朝に魂は行く
内なる心あなたに向けて
苦しみも今光に透ける
取り付く前に私も逝くわ
呻くあなたに口付けをして
暗い闇の中
目覚めてしまった私の分身
「生きていることは奇跡に近い」と呟いていたわ
狂気の夜に教えてあげる
血の流れてるこの体中
苦しみで満ち消えてゆくのよ
永久の眠りに今から導くわ
器に盛った最後の愛で
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