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幻を追い掛けて
迷路を抜け出せない
闇を照らす光も
弱々しく輝く
欠けた祈りを
捨てられないで
ひとりよがりに
涙を流す
雲が通り過ぎ
隠れてしまえば
それでもいいのに
鮮やかな時を
作り上げている
夢を見るように
漆黒の夜に消え
姿のない力に
かき乱していく明かり
目が眩んで塞いだ
体隅々
満ちていくように
冷たい風に
溶けそうだから
零れ落ちた時
現実を生きる
足枷見つめて
飛べるはずもない
空に浮かんでる
忘れない思い
呟く虹の幻聴の中で
痛みを越えたら
泪も唄も水と風になる
戀も火になれる
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